最近では、大学に通いながらアルバイトをしてお小遣いを稼いでいる人がほとんどです。
中にはアルバイト代で学費や生活費を賄っている人もいます。
そのため、これから大学進学するという人の中には、
- 大学生のアルバイトでの平均月収はどれくらいなのか知って目安にしたい
- 大学生のアルバイトでの平均月収を増やす方法について知りたい
- アルバイトをしながらでも大学の授業についていけるのかについて知りたい
という人も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、アルバイトの平均月収はどれくらいなのかについての疑問を解決していきます。
「これから大学進学をする予定だ」「大学生のアルバイトでの平均月収が知りたい」という人はぜひ参考にしてみてください。
大学生のアルバイトでの平均月収はどれくらい?
独立行政法人日本学生支援機構「令和2年度 学生生活調査」によると、大学生のアルバイトの平均月収は3万541円です。
平均年収にすると36万6,500円になります。
しかし、3万541円というのはあくまでも全国の平均月収であり、地域や学部での違い、実家通いか1人暮らしかで最小値と最大値に大きな差があるのが現実です。
例えば、最低賃金が1,000円を超えている東京都・神奈川県・大阪府に対し、地方では最低賃金が800円台のところも多く存在します。
また、親からの仕送りが十分にありアルバイト代をすべてお小遣いに充てる学生もいれば、学費や生活費をすべて賄っている学生もいます。
大学生のアルバイトでの平均月収を増やす方法4つ
アルバイト代の用途は人それぞれですが、平均月収は高い方がいいと考える人がほとんどです。
では、どうしたら大学生のアルバイトでの平均月収を上げることができるのでしょうか。
ここからは、大学生のアルバイトでの平均月収を増やす方法4つを紹介します。
時給の高いアルバイトを選ぶ
当然のことですが、時給の高いアルバイトをすることで平均月収を上げることができます。
2022年時点での最低賃金額1位の時給1,072円と最低賃金額最下位の時給853円の場合で比較してみましょう。
同じ4時間アルバイトをしたとしても、時給1,072円の場合は4,288円、時給853円の場合は3,412円になり、876円分の差額が出てきます。
つまり、週3日アルバイトするとして年収で比較すると、約13万円の差が出てくることになるのです。
コールセンターや塾講師・家庭教師などの比較的時給の高いアルバイトを選択し、大学生活の貴重な時間を有効に使えるようにしましょう。
時給がアップする深夜バイトをする
昼間の時間帯に比べ、時給が比較的高い深夜の時間帯にアルバイトするのも方法の1つです。
コンビニやカラオケショップ、居酒屋など深夜の時間帯も営業しているところでは、深夜手当や時給がアップする場合が多く、平均月収アップが期待できます。
しかし、深夜の時間帯に入ることで生活リズムが乱れたり大学の授業に行けなくなってしまったりしては本末転倒です。
深夜バイトをする場合は、翌日の午前中に大学の授業がない日や休日の前日を選ぶようにして、体に負担がかからないようにしましょう。
多くシフトが入れられるアルバイトを選ぶ
多くシフトが入れられるアルバイトを選ぶことで、たとえ時給が低くてもそれなりに稼ぐことができます。
例えば、塾講師のアルバイトは時給が高くコスパが良いですが、1日に2~3時間程度しか入れない場合もあります。
また、アルバイトに人気の結婚式場やホテルの宴会サービスなどはシフトを希望する人も多く、なかなかシフトを入れてもらえないということも。
一方、比較的シフトを入れてもらいやすい飲食店などで、平日4~5時間・休日6~7時間など長時間働くことができれば平均月収も上がりやすくなります。
アルバイトの面接時には、週に何日・何時間程度入りたいかの希望を伝え、シフトについて相談してみましょう。
掛け持ちする
先ほど説明した通り、時給は良くてもシフトが少ないというケースも存在します。
そのような場合は、アルバイトの掛け持ちをすることで、平均月収を上げることができます。
例えば、平日は塾講師で2~3時間程度働き、休日は工場などで長時間働くといった方法です。
掛け持ちすることで、平日は放課後数時間程度働き、大学がない休日は長時間働いて月収を上げたいというニーズにも合った働き方ができます。
平日と休日とで働き方を分けることで、学業との両立がしやすかったり、ライフスタイルと合わせやすかったりします。
大学生は学業を優先したうえで無理なく働けるアルバイト先を
結論、大学とアルバイトの両立は可能です。
しかし、先ほども述べた通り、アルバイトをすることで学業がおろそかになっては本末転倒です。
あくまでも学業を優先したうえで、心身共に負担がかからないようなアルバイト選びをすることが大切です。
そのためには、翌日の午前中に授業がある日は深夜バイトを避けたりテスト前はシフトをセーブしたりするなどの工夫が必要です。
大学とアルバイトの両立ができるよう、アルバイトの面接の段階で事前に採用担当に相談しておくようにしましょう。
大学のアルバイト斡旋を上手く活用するのも方法の1つ
大学によっては、学生に向いているアルバイトを紹介してくれるところもあります。
大学で斡旋されるような学生アルバイトの中には、所謂ブラックアルバイトと呼ばれるアルバイトを紹介されることはありません。
また決して多くはありませんが、下宿生向けに一部ホテルや飲食店などで住宅補助が出るアルバイト(入寮アルバイトなど)を紹介してくれる大学もあります。
自分に合ったアルバイトが分からない、大学生に向いているアルバイト先を紹介して欲しいという場合は、大学の学生支援センターなどに問い合わせてみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
大学生のアルバイトでの平均月収は3万541円ですが、地域や学部、職種によって収入の差が幅広いのが現実です。
しかし、最低賃金が低いところに住んでいる、大学の授業が忙しいという人でも、工夫次第でアルバイトの平均月収を上げることは十分に可能です。
平均月収を上げて充実した大学生活を送りたいという人は、「時給の高いアルバイト先を選ぶ」「深夜の時間帯やシフトに多く入れるところを狙う」「掛け持ちする」などの工夫をしてみましょう。