一昔前まで働く手段といえば、正社員もしくはパートorアルバイトしかありませんでした。
近年では、派遣社員やフリーランスなど様々な働き方が登場しています。
様々な働き方には各々長所・短所があり、せっかくならメリットを精一杯に活用したいと誰もが考えるでしょう。
派遣会社で働くメリットと考えた際に、
- 派遣会社で働くメリットを改めて知りたい
- 働くメリットを理解した後は、派遣会社で働く方法が知りたい
- メリットも大事だが、派遣会社で働く上での注意点があるか不安だ
という具合に考えた方もいるでしょう。
今回は派遣会社で働くメリットを中心に、派遣会社で働く方法や働く上での注意点を解説します。
派遣会社で働くことを検討している方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
派遣会社とは人材派遣でビジネスをおこなう会社
派遣会社で働くメリットを紹介する前に、まずは派遣会社とはどのような会社かを解説します。
派遣会社の性質を理解していただければ、より派遣会社で働くメリットがみえてくるでしょう。
派遣会社とは人材を企業へ派遣して、派遣料でビジネスをおこなう会社です。
企業の様々なニーズに応えるため、派遣会社には多種多様な人材が登録しています。
つまり派遣会社にとって、派遣社員が“メインの商材”です。
ハイスキルを持つ人材やフレッシュな人材、フル回転で働ける人材など企業のニーズが満たせるように、派遣会社には様々な人材がいます。
派遣会社で働くメリット3選
今回紹介するメリット以外にも派遣会社で働くメリットはまだまだありますが、代表して3つを取り上げます。
ライフワークバランスが取りやすい
少し前までは“モーレツ”な働き方が主流でしたが、昨今はワークライフバランスの取れた働き方を目指す流れに変わっています。
派遣社員の場合、仕事の内容やノルマなどではなく、時間が契約の柱になっています。
労働時間がキッチリと決まっているため、仕事とプライベートのバランスが取りやすくなっているのです。
豊富な経験が積める
基本的に派遣社員として働くと、長くとも3年で職場が変わっていきます。
仮に10年続けて働いた場合には4つの現場を経験します。
同じ職種で働いたとしても、4つの現場で働けば、多くの経験が積めるでしょう。
多くの現場で働けるため、派遣会社で働くと豊富な経験が積めます。
仕事にだけ集中できる環境が整う
派遣会社で働く場合、仕事以外の部分は派遣会社に任せられる環境が整います。
代表的なのが、次の職場探しです。
今の派遣先と契約を終了する場合、次の現場は自分ではなく、派遣会社が探してくれます。
仕事をしながら、次の職場を探すのは非常に労力がかかってしまいますが、派遣会社にお任せできるので、自分の仕事に集中できる環境が整います。
派遣会社で働く方法を4ステップで紹介
派遣会社で働くメリットを知った方の中には、実際に派遣会社で働いてみようと思った方もいるでしょう。
本章では4つのステップにわけて、派遣会社で働く方法を紹介します。
派遣会社に仮登録
派遣会社で働くためには、まず派遣会社への仮登録が必要になります。
仮登録とは、派遣会社で働くために必要な個人のプロフィール等を登録する作業です。
昨今は派遣会社のHPから簡単に仮登録ができます。
登録会/面談に参加
仮登録が終了したら、派遣会社の登録会に参加しましょう。
登録会とは、派遣会社が希望者のこれまでの経歴や働く条件を伺う場です。
面談とも呼ばれることもありますが、基本的に同じ意味を指します。
派遣会社との面談を経ると、本格的に派遣会社で働けるようになります。
求人・仕事の紹介を受ける
面談の内容をうけて、派遣会社から求人・仕事の紹介が始まります。
いくつか候補が出てくるので、内容を吟味しながら、選びましょう。
人気の求人・仕事はすぐに人材が決まる可能性があるので、良いと思った求人・仕事はすぐに申し込むことをおすすめします。
なお派遣会社から紹介された求人・仕事を断ることは問題ないので、ご安心ください。
職場見学に行く
気になる求人・仕事に応募した場合、職場見学に赴くケースがあります。
実際にどのような現場で働くのか雰囲気が掴めるので、おすすめです。
なお職場見学に赴いた際には、派遣先の方と面談する機会があります。
面談で派遣の合否が決まるわけではありませんが、常識的な対応が取れるように準備をしていきましょう。
面談の有無や面談で気になるポイントがある場合には、派遣会社の担当者に相談することをおすすめします。
派遣会社の担当者が親身になって対応してくれます。
派遣会社で働く上での注意点
派遣会社で働くメリットを中心に紹介してきたので、派遣会社で働くことに対して、ポジティブな考えを持った方も多いでしょう。
一方で当然ながら、派遣会社で働く上での注意点やデメリットは確かにあります。
本章では派遣会社で働く上での注意点を解説します。
次の働き先があるとは限らない
派遣会社は契約が終了しそうになると、次の現場を探してくれますが、確実に見つかるとは限りません。
つまり、契約期間の終了後に次の働き先がない可能性があります。
次の働き先が見つからない場合、収入やキャリアが途絶えることになります。
もちろん収入面に関しては、失業保険等でカバーは可能ではありますが、常に収入が途絶えるリスクが付きまとう点は否めません。
仕事がルーチンワークになりがち
派遣先で派遣社員がおこなう仕事は、基本的に契約で決まった仕事しかおこないません。
裏を返すと、契約以外の仕事をする機会がないことを意味しています。
つまり、自身のおこなう仕事が固定化されるため、ルーチンワークになる可能性が高くなります。
もちろんルーチンワークを地道におこなうのが好きな方であれば、問題はありません。
一方で仕事に変化を求める方は注意が必要です。
同じ職場・現場には3年までしかいられない
派遣会社で働く上で覚えておきたいのが、同じ職場・現場で働けるのは基本的に3年までです。
いわゆる3年ルールと呼ばれる決まりで、法律で定められています。
続けて同じ職場・現場で働きたい場合には、いくつか方法はありますが、基本的には3年までしかいられないと考えた方がよいでしょう。
効率的な働き方を実現する方法を紹介
ワークライフバランスが取れた働き方ができるのは、派遣社員は時間で働くからです。
とはいえ、仕事をキッチリと終わらせるためには効率良く働く必要があります。
本章では効率的に働く方法を紹介します。
1点集中で取り組む
昨今は仕事に求められるスピードが格段に上がったため、マルチタスクで進める方も増えているでしょう。
マルチタスクは並行して作業をするため、進捗は進んでいるように見えます。
しかし、仕事を確実に、精度良く終わらせるためには、シングルタスクの方が良いでしょう。
私たちが想像するより、脳は切り替えが上手ではありません。
タスクごとに脳を切り替えていては思ったより負担となり、結果としてパフォーマンスが下がってしまいます。
仕事は基本的に1点集中で取り組みましょう。
8時間を上手く時間配分する
1日の仕事時間は8時間ですが、どの時間帯に同じパフォーマンスを発揮できるとは限りません。
例えば、昼食後は消化にエネルギーを持っていかれるため、集中力は下がりがちです。
一方で午前中は脳がまだ疲労していないため、高い集中力を発揮できます。
集中力が必要な仕事は午前中に、淡々とできる作業は午後に回すなど、上手に時間配分をするとよいでしょう。
効率化のためのツールを活用する
テクノロジーの発展が著しい昨今ですが、業務を効率化するためのツールも続々と登場しています。
少し面倒だなと思う作業があれば、効率化できるツールを探してみるとよいでしょう。
世の中には同じように面倒だと感じて、効率化のツールを開発してくれている方がいます。
なお、派遣先でツールを使用する場合には、念のため確認を取った方がよいでしょう。
パソコンにインストールする場合には、許可が必要な場合があります。
まとめ
様々な働き方の選択肢がある中で、今回は派遣会社で働くメリットを解説します。
派遣会社で働くメリットは主に以下の3つとなります。
- ライフワークバランスが取りやすい
- 豊富な経験が積める
- 仕事にだけ集中できる環境が揃う
本記事では他にも派遣会社で働く方法や注意点、効率的に働く方法などを紹介しています。
派遣会社で働くことを検討している方は、ぜひ参考にしていただければと思います。