50代でも派遣会社で働ける!働くためのポイントや注意点も解説

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テクノロジーや医療の発達に伴い、昨今は年齢に対する捉え方も変わりつつあります。
一昔前までは50代というと、そろそろリタイア間近という年齢でしたが、昨今ではパワフルに働こうとしている方も少なくありません。
50代の方でも新しいチャレンジとして、派遣社員として働こうと考えている方もいるのではないでしょうか。

一方で50代の派遣社員と聞くと、

  • 50代では派遣会社に雇用してもらえないか不安だ
  • 50代で派遣会社で働く方法を知りたい
  • 50代の派遣社員が注意すべき点を知りたい

という風に考えた方も多いのではないでしょうか。

今回は50代が派遣会社で働くことは可能なのか、50代が派遣社員として働く方法を解説します。
50代の方で派遣社員として働こうと検討されている方は、ぜひ本記事を参考にしていただければと思います。

日本の人口において約14%は50代

50代の方が派遣会社で働けるかを解説する前に、まずは日本の人口における50代の状況や年齢が高い方の就業意欲について解説します。

まずは人口における50代の立ち位置ですが、日本では約14%の方が50代となっています。
日本の人口はおよそ1億2000万人なので、50代の方は男女合計で約1680万人です。

いきなり約1680万人といわれてもイメージがつきにくいので、都道府県の人口で比較をしてみましょう。
東京都の人口は約1396万人なので、東京都の人口より日本全体における50代の方が多いことになります。
東京の人口より多いと聞くと、50代の方は決して少なくないことを認識していただけるでしょう。

また就業意欲についてですが、昨今では歳を重ねた方でも以下のように就業意欲が旺盛という結果がでています。
・65歳くらいまで収入を伴う仕事をしたい(25.6%)
・70歳くらいまで(21.7%)
・働けるうちはいつまでも(20.6%)

今後を考えた際に、50代もまだまだチャレンジできる年齢です。

人生百年時代ともいわれる昨今の情勢を考えると、50代は人生の折り返し地点です。
50代の方でも、新しいチャレンジとして派遣会社で働くことは珍しいことではありません。

参考:世界の人口ピラミッド(1950~2100年)

参考:内閣府 第1章 高齢化の状況(第3節 1-2)

50代でも派遣会社で働くことは可能

本記事のメインテーマである50代でも派遣会社で働くことは可能か否かですが、結論からいえば可能です。

昨今は人手不足の傾向があり、50代でも採用の可能性は十分にあります。
国や政府も様々な方に働く機会を提供する方向にあるため、追い風が吹いているといえるでしょう。

50代でも派遣会社で働ける機会が増えつつある一方で、50代の採用が避けられるケースも事実としてあります。
本章では50代で派遣会社で働くことが可能といえるケース、避けられるケースの両方について解説します。

参照:厚生労働省・都道府県労働局

50代が敬遠されるケースも中にはある

50代では派遣会社で働くのは厳しいとイメージされている方もいるとおり、50代が敬遠されてしまうケースは少なくありません。

理由の多くが年上の新人が扱いにくいためです。
50代は普通に考えると上に60代しかいないため、年下上司・管理者が多くなります。
年上部下と上手に付き合える方もいる一方で、年上部下が苦手なため敬遠してしまう方も多くいます。
苦手な点から採用を敬遠されてしまうケースがあります。

即戦力として働ける可能性は十分にある

50代の方というと、多くを経験してきているため、高度なスキルを持った方もいるでしょう。
高度なスキルを持つ方は現場で非常に歓迎されるため、即戦力として活躍できる可能性は十分にあります。
敬遠されるリスクもある一方で、活躍できる可能性を秘めています。

50代でも派遣会社で働くためのポイント

50代の方が派遣会社で働く可能性を解説したところで、本章では50代の方が派遣会社で働くポイントを解説します。
決して難しいポイントではないので、ぜひとも試していただければと思います。

複数の派遣会社に登録する

登録する派遣会社は1つで十分と考えがちですが、複数の派遣会社に登録をしましょう。
1つの派遣会社にしか登録しないと、求人がない場合には手詰まりになってしまいます。

また各派遣会社には得意・不得意の分野があるため、自身の得意とする領域とマッチするとは限りません。
派遣会社との相性もあるので、派遣会社は複数個登録しましょう。

働く条件には優先順位を設定する

正規・非正規に関わらず、誰しも働く条件を設定しているはずです。
給料や通勤時間、働きやすさなど、人それぞれです。

50代の方が新しく派遣会社で働こうとする場合、働く条件には優先順位を設定しましょう。
もちろん、すべての条件が揃った仕事・求人で働くのが理想です。
一方で、すべての条件を押し通そうとすると、仕事・求人が見つからない可能性がでてきます。

まずは働く条件に優先順位をつけて、実績を積み重ねることをおすすめします。
条件を盛り込んでいくのは、実績を積み重ねてからの方がよいでしょう。

40歳・50歳歓迎の仕事を探す

派遣会社が募集している仕事・求人の中には、40歳・50歳を歓迎している仕事もキチンとあります。
募集元も40歳・50歳が来ることを想定しているので、仕事のしやすい職場である可能性が高いといえるでしょう。

50代の方が派遣会社で働く際の注意点

派遣会社で働く上での注意点はいくつかありますが、本章では50代の方に向けて注意点を解説します。
全体として年齢がネックとなってしまっていますが、あらかじめ注意点を知っておけば、上手く立ち回れる可能性があります。

契約終了後に次の仕事が見つからない可能性がある

50代の方の場合、契約期間の終了後に次の仕事がない可能性を理解しておきましょう。
50代の方以外でも、契約期間終了後に次の仕事がない方は数多くいらっしゃいます。

50代の方の場合、若い方以上に次の現場が決まらない可能性が高くなります。
連続して働きたい場合には、派遣会社を複数活用して、仕事が決まるようにやりくりをするとよいでしょう。

未経験の職種は限られる

派遣社員として働くメリットに、未経験の仕事も始められるという点があります。
しかし50代の方の場合には、未経験の職種は限られると考えた方がよいでしょう。

募集元としては未経験の方に教える場合、自身より年下の方を想定しています。
50代の方の場合、年上新人となってしまう可能性が高いため、未経験職種に就くのは難しくなります。

一方で未経験の職種はゼロではありませんが、未経験の職種は限られるでしょう。

正社員登用は基本的に難しい

派遣社員として働く場合、派遣先に正社員として直接雇用されるケースがあります。
正社員になりたいかは人それぞれですが、チャンスが与えられる可能性があります。

50代の方は、年齢的に正社員への登用は難しいと考えた方がよいでしょう。
正社員は会社の軸となる人材として採用されるケースがほとんどです。
50代の方の場合、軸となるには年齢がネックとなります。
とはいえ、昨今は少子高齢化の流れが労働市場にきているので、年齢を気にする風潮も変わる可能性がゼロではありません。

まとめ

人生百年時代といわれる昨今では、50の方もまだまだ戦力です。
ポイントを押さえることで、派遣会社で働くことも十分に可能といえるでしょう。

今回は派遣会社で働くためのポイント以外にも、いくつかの注意点を紹介しました。
50代の方で、今後派遣会社で働こうと考えている方は、ぜひ本記事を参考にしていただければ幸いです。

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