・アルバイトとして働きたいけど、保険証を貰えるのか不安
・アルバイトが保険に入るメリット・デメリットを知りたい
・アルバイトが保険に入らないとどうなのか知りたい
この記事を読むことで、上記のような悩みや疑問を解決していきます。
これからアルバイトとして働きたいと考えている人の中で、保険証を貰えるのか疑問を抱いている人も多いでしょう。また、アルバイトが保険に入る必要があるのか分からないという人も多いはずです。
そこで本記事では、アルバイトが保険証を貰える条件について解説しました。それだけでなく、アルバイトが保険に入るメリット・デメリットや、保険に入らない場合の注意点についてもまとめています。
これからアルバイトで働きたいと考えている人の中で、保険に不安を抱いている人は是非最後までご覧ください。
アルバイトでも条件を満たせば保険証を持てる
雇用条件がアルバイトだとしても、一定の条件を満たすことで保険に入って保険証を受け取ることが可能です。
1.週当たりの所定労働時間が20時間以上であること(残業時間は含めない)
2.所定内賃金が月額8.8万円以上であること(通勤手当、残業代、賞与などは含めない)
3.雇用期間の見込みが1年以上であること(雇用期間が1年未満であっても、契約更新の可能性がある場合を含む)
4.学生でないこと(通信、夜間、定時制の学生は除く)
上記の条件に該当すれば、社会保険に入ることが必須となります。
保険証が欲しいのであれば、上記の条件に該当する働き方が実現できるアルバイト先を選びましょう。
アルバイトが保険に入るメリット
それでは、アルバイトが保険に入るメリットについて解説していきます。
健康保険のメリット①保険料負担が半額になる
健康保険に加入することで、企業側と保険料が折半になります。
国民健康保険の場合は、保険料を全額負担しなければいけないため、月々の出費が多いです。
支払う保険料を抑えるためにも、健康保険に加入しておいた方が良いでしょう。
健康保険のメリット②医療給付が充実している
健康保険に加入することで、「傷病手当」や「出産手当」など様々な医療給付を受けられます。
医療給付は給料の3分の2程度の収入を得ることができるため、何かあったとしても一定の収入を確保することが可能です。
国民健康保険の場合は医療給付がないという点を考慮すると、健康保険は加入しておくことで様々なリスクヘッジができると言えるでしょう。
健康保険のメリット③厚生年金保険と同時加入ができる
健康保険と厚生年金は同時に加入できるため、保険の幅を広げることができます。
また手続きは基本的に会社が行ってくれるため、労働者側で何か作業が発生するということもありません。
健康保険のメリット④扶養制度がある
健康保険に加入すると扶養制度があるため、被保険者となっている家族にも保険証が発行されて様々な給付を受けられる権利があります。
国民保険だと扶養制度がないため、家族全員の保険料を負担しなければいけません。
家族の保険料を軽減するためにも、健康保険に入っておく価値は十分にあると言えるでしょう。
厚生年金保険のメリット①年金額が増える
厚生年金保険に入ることで、国民年金に上乗せで年金を受け取ることが可能です。
老後の資産は2000万円以上必要と言われている中、
厚生年金保険のメリット②年金の支給対象が広い
厚生年金は障害年金や遺族年金の支給対象が広くなっています。
例えば国民保険だと障害2級までしか障害年金が支給されませんが、厚生年金に加入することで障害3級まで年金が支給されるようになります。
厚生年金に入ることで自分に入る給付金が増えるのであれば、加入しておくのも選択肢の1つです。
アルバイトが保険に入るデメリット
それでは、アルバイトが保険に入るデメリットについて解説していきます。
給料が減る
保険に入る場合は月々の保険料を支払わなければいけなくなるため、必然的に給料が減ります。
基本的に国民健康保険か健康保険に加盟しなければいけませんが、給料が減ることを恐れて保険に入っていない人も一定数いるようです。
しかしながら、保険に入ることで手当てが増えるなどのメリットを考慮すると、保険は入っておいた方が良いでしょう。
もちろん生活が困窮しているのであれば最低限の保険で良いですが、ある程度の余裕があるならリスクヘッジとして複数の保険に加入しておくのも選択肢の1つです。
配偶者の手当てが減る
あなたが扶養に入っている場合、自分で保険に入ることで扶養から外れ配偶者の手当てが減ってしまいます。
手当てがどれくらい減るのかなどは収入などによって変わるため、あなたが扶養を外れることで、どれくらい損・得するのか事前に把握しておきましょう。
アルバイトが保険に入らない場合の注意点
保険に加入していない、医療費が全額自己負担になります。
保険に加入にしている、医療保険が利用できる施術・手当は自己負担が3分の1程度です。
例えば1万円の医療費が発生した場合、保険に加入している人であれば3000円の出費で済みますが、保険に未加入の場合は1万円の医療費を全額自己負担しなければいけません。
医療費の自己負担を減らすためにも、保険は加入しておいた方が良いでしょう。
まとめ
本記事では、アルバイトが保険証を貰うための条件や、保険に加入するメリット・デメリットについて解説しました。
1.週当たりの所定労働時間が20時間以上であること(残業時間は含めない)
2.所定内賃金が月額8.8万円以上であること(通勤手当、残業代、賞与などは含めない)
3.雇用期間の見込みが1年以上であること(雇用期間が1年未満であっても、契約更新の可能性がある場合を含む)
4.学生でないこと(通信、夜間、定時制の学生は除く)
上記の条件に当てはまる場合は、無条件で保険に入ることが可能です。
注意点としては、扶養に入っている場合は、アルバイトで保険に入ることで配偶者に影響が出る可能性があります。
扶養に入っているのであれば、配偶者と相談してアルバイトで保険に入ったほうが良いのか検討しましょう。