派遣会社の掛け持ちは問題なし!掛け持ちする際の注意点を解説

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昨今は政府が副業の解禁を認めたり、独立する方が増えたりと従来の流れとは変わりつつあります。
派遣会社で働く方も、複数の派遣会社で働くことを考えた方も多いでしょう。

一方で複数の派遣会社で働こうと考えた方の中には、

  • 派遣会社の掛け持ちは問題がないのか
  • 派遣会社の掛け持ちをするメリットをもっと知りたい
  • 派遣会社を掛け持ちした際の注意点が知りたい

という方も多いのではないでしょうか。

今回は派遣会社の掛け持ちと掛け持ちのメリットを解説します。
派遣会社の掛け持ちを検討している方は、ぜひ本記事を参考にしていただければと思います。

派遣会社を掛け持ちするメリット

派遣会社を掛け持つメリットは以下の3つになります。

  • 様々な求人がみられる
  • 収入が増える
  • 多くの経験が積める

様々な求人が知れる

派遣会社は各々で企業からの求人情報を集めているため、持っている情報が異なっています。
もちろん中には重複している求人情報もありますが、独自の求人情報を持っていることもあります。

また同じ職種・業務内容でも、求人によっては時給などの条件が異なるケースがあります。
より良い条件で働くためにも、様々な求人を見比べるのは良いことです。

収入が増える

仕事が2つになるので、シンプルに収入が増えます。
時給が良い仕事をいくつか掛け持ちすれば、短期間でも稼ぐことは十分に可能です。
掛け持ち、いわゆるダブルワークは収入を増やしたい場合の古くからある選択肢になっています。

多くの経験が積める

2つの仕事をするので、収入と同じように多くの経験が積めます。
1つの職場・現場で得る経験値も十分ですが、掛け持ちをすれば倍の経験値が得られます。

掛け持ちをすると収入面がプラスになる点も魅力ですが、経験値が多く詰める点も非常に魅力です。
一時的な収入のプラスよりも、将来を考えると多くの経験値の方がプラスに働くかもしれません。

また複数の職場で働くことは、多くの人との出会いにもつながります。
いわゆる人脈が広がるため、大きな財産となるでしょう。

派遣会社の掛け持ちには経験値と人脈が得られるという収入面に隠れた大きなメリットがあります。

派遣会社の掛け持ちは問題なし!

本章ではメインテーマである派遣会社の掛け持ちについて解説します。

結論からいうと、派遣会社の掛け持ちについては問題ありません。
派遣会社の掛け持ちを制限するような法律はないからです。

とはいえ、派遣会社の掛け持ちをどんどんおこなってよいわけでもありません。
派遣会社の掛け持ちにも、いくつか注意すべき点があるからです。

派遣会社の掛け持ちをする際の注意点は次章で解説します。

派遣会社を掛け持ちする際の注意点

派遣会社を掛け持ちすること自体は問題にはなりません。
しかし、掛け持ちをする際、もしくは掛け持ちをする前にはいくつか注意すべきポイントがあります。
本章では派遣会社を掛け持ちする際の注意点を6つ紹介します。
派遣会社を掛け持ち検討している方は、ぜひ一度目を通していただければと思います。

ダブルブッキングに注意

派遣会社を掛け持ちする際に注意すべきなのは、スケジュール管理です。
特にダブルブッキングには注意しましょう。
人手が不足しがちな現場では、一人がいないだけでも負担は増大します。
ダブルブッキングでどちらかの職場・現場に穴を開けないようにしましょう。

スケジュール管理は社会人としての当然のスキルになります。
手帳はもちろん、昨今はアプリでスケジュール管理が可能です。
またスケジュールを組む際には移動時間も考慮するなど、安全なスケジュール管理にしましょう。

派遣会社によっては禁じている企業も

派遣会社によっては掛け持ちを禁止している企業も中にはあります。
仮に現在、派遣会社で働いている場合には事前に確認を取るようにしましょう。
派遣会社の規約はもちろん、担当者にも確認を取ることをおすすめします。

現在働いている派遣会社が、掛け持ちを禁止している場合には従った方がよいでしょう。
規約で決まっている点はもちろん、現時点でお世話になっている会社です。

また掛け持つ先の派遣会社にも、掛け持ちとなる点は確認すべきポイントです。

同じ派遣会社で掛け持ちはできない

別の会社での掛け持ちが許されないのであれば、同じ会社なら良いのではと考えた方もいるでしょう。

同じ会社内の場合、労働基準法に引っ掛かる可能性があるので基本的には掛け持ちはできません。
具体的には労働基準法第32条にある「1日8時間、週40時間を超えて労働させてはならない」に引っ掛かります。
掛け持ちをする場合、1日8時間もしくは週40時間のどちらかに引っ掛かる可能性が高いので、厳しいといえるでしょう。

昨今は法令順守の意識が厳しい風潮があります。
企業側としては掛け持ちをした結果、法令に従わないような動きには積極的にはならないでしょう。

事務手続きは自身でおこなう

別々の派遣会社で掛け持ちができた場合、デメリットとなるのは事務手続きです。
特に確定申告や年末調整などの事務手続きは、自分でする必要があります。
確定申告のように、事務手続きには期限があります。
事務手続きが苦手な方は早めに始めるようにしましょう。

また雇用保険に関して、注意点が2点あります。
1つ目は雇用保険をどちらでおこなうかです。
2か所以上から給料をもらっている場合には、メインの収入源となっている会社で手続きをする必要があります。

2つ目は雇用保険の加入条件に満たない可能性がある点です。
雇用保険に加入するには、一定時間以上働く場合などの条件があります。
掛け持ちの場合、どちらの会社でも雇用保険に加入できるほど働かない可能性があります。
雇用保険に加入できない可能性もあるので注意しましょう。

健康に要注意

派遣会社の掛け持ちをする際には、健康に注意しましょう。
1つの仕事をこなすだけでも、負担は決して少なくありません。
ましてや2つの仕事をこなすともなると、大きな負担がかかります。

体が資本という言葉があるとおり、体を壊したらどちらの仕事もできなくなってしまいます。
健康には最大限の注意を払って、働くようにしましょう。
時には休むことも重要です。

機密情報には要注意

業務を通じて、私たちは機密すべき情報に多く触れています。
普段は意識しなくとも、外部に漏れれば、大問題となる情報に触れている点を忘れてはいけません。

特に昨今は個人情報には厳しい世の中となっています。
軽はずみな気持ちで漏らした場合には、予想もしない時代に発展する可能性もあります。

つい職場の話をしたくなりますが、どちらの職場でも業務上、知り得た情報は漏らさないようにしましょう。

まとめ

急にお金が必要になったケースなどで、派遣会社の掛け持ちを検討している方も多いでしょう。
一方で派遣会社の掛け持ちができるか否かは、気になるポイントです。
派遣会社の掛け持ち自体は問題なくおこなえますが、いくつかの注意点があります。
派遣会社の掛け持ちを検討している方は、ぜひ今回した注意点を確認して、取り組んでいただければと思います。

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