旅行代金の足しに少しだけ働きたい、今月はお金がピンチだからスキマ時間に働きたいなどと考えている方は多いでしょう。
特定の期間だけ働く方法には色々ありますが、単発派遣も選択肢の1つになります。
一方で単発派遣を検討している方の中には、
- 単発派遣のメリットを知りたい
- 単発派遣で働く場合のおすすめの会社を知りたい
- 単発派遣についてもっと知りたい
という方も多いのではないでしょうか。
今回は単発派遣とは何か、単発派遣で働くメリットを解説します。
特定の期間だけ働くことを検討中の方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
単発派遣とは派遣会社で働く短期の仕事
単発派遣とは文字どおり、短い期間だけを働く派遣のスタイルをさしています。
具体的な期間ですが、就業期間が1ヶ月以内の場合は単発派遣に分類されています。
1日単位や1週間単位はもちろん、1ヶ月以内も単発派遣の分類になるので応募する際は確認しておきましょう。
本章では単発派遣と同じく、期間が決まっている短期アルバイトとの違いを中心に解説します。
短期アルバイトとの違い①雇用主は派遣会社
短期アルバイトとの違い1つ目は雇用主です。
アルバイトの場合は直接的な雇用形態のため、雇用主はアルバイト先になります。
直接雇用なので、何かあれば雇用主と相談・交渉するケースが一般的です。
単発派遣の場合、雇用主は派遣先ではなく派遣会社になります。
派遣先で問題が生じた場合には、自身ではなく派遣会社が代わりに相談・交渉をおこなってくれます。
短期アルバイトとの違い②働くまでに時間がかかる
短期アルバイトとの違い2つ目は働くまでの時間です。
短期アルバイトは面接で即採用になった場合、次の日からでも働けます。
短期アルバイトでは、即日働く話はよく耳にする方も多いでしょう。
単発派遣の場合、働くまでに2週間前後かかるなど、働き始めるまでにタイムラグがあります。
急いでお金が必要になった場合には、アルバイトの方がスピード感をもって働けます。
短期アルバイトとの違い③スキルや経験が求められる
短期アルバイトとの違い3つ目は、スキルや経験が求められる点です。
短期アルバイトは基本的に専門的なスキルは求められず、シンプルな作業に従事するのが一般的です。
例えば、人員や車両の誘導には特別なスキルは必要ありません。
もちろん経験者がメインとなる短期アルバイトも一部にはありますが、少ないケースと考えてよいでしょう。
単発派遣の場合には、繁忙期の接客ヘルプなど経験が必要となる仕事があります。
スキルや経験が不要な仕事もありますが、単発派遣はどちらかといえば、スキルや経験が求められる傾向にあります。
単発派遣によくある仕事①アパレルショップ
アパレルショップのヘルプ店員は、単発派遣でよく募集している仕事の1つです。
セール期間中などは繁忙期のため、とにかく人手が足りません。
アパレルショップでは繁忙期のヘルプとして、レジや接客、陳列などを単発派遣の方にお願いしているケースがあります。
単発派遣によくある仕事②イベントスタッフ
イベントスタッフも単発派遣によくある仕事です。
大規模イベントでは、人の流れを整理するための案内スタッフや受付など多くの人手を必要とします。
具体的には、東京マラソンなどのスポーツイベントや地方・国政選挙などでイベントスタッフを募集しています。
大量の人手を集めるために、単発派遣として多くの人が募集されるケースが少なくありません。
単発派遣で働くメリット
本章では単発派遣として働くメリットを3つ紹介します。
- 自分の都合で仕事が組める
- 様々な職場を経験できる
- 良い条件で働けるケースが多い
単発派遣は働く期間が短いながらも、想定以上のメリットがあります。
単発派遣のメリットその①自分の都合で仕事ができる
自分のタイミングで仕事のできる点が、単発派遣における1番の良さでしょう。
例えば、旅行資金を貯めるためにピンポイントで働きたいときなど、自身のタイミングで働ける点が何よりも強みです。
長期で働いてしまうと、自分のタイミングだけでは色々と動きづらくなってしまいます。
自身のやりたいことの間に仕事を考えている方には、単発派遣がおすすめの働き方です。
単発派遣のメリットその②様々な職場を経験ができる
単発派遣は期間が短いながらも、多くの現場で働けます。
仕事でしか入れないような現場にも立ち入ることができるため、見識が広がるでしょう。
また様々な職場で働くということは、多くの人に会うことと同義です。
人脈が広がる機会にもなるので、また新たな経験が積めるでしょう。
単発派遣のメリットその③条件が良い
単発派遣では、多くの人手を必要とする現場で働くケースがあります。
多くの人手を必要とする場合、一般的には良い条件で働ける機会が多いでしょう。
人手を集めなくてならない関係上、普通の条件では中々人は集まりません。
単発派遣は期間が短いケースが多いながらも、良い条件で働けるケースが多くみられます。
単発派遣でおすすめの派遣会社3選
人にも得手・不得手があるように、単発派遣に強い派遣会社が確かにあります。
本章では単発派遣でおすすめの派遣会社を3つ紹介します。
- ランスタッド
- マッハバイト
- ヒューマントラスト
ランスタッド
ランスタッドは世界的な人材サービス企業として、日本はもちろん世界にも進出しています。
数ある派遣会社の中でも、ランスタッドは単発系の求人に強いのが特徴です。
単発系の仕事にはランスタッド専用アプリ「ポチゴー」が使えるのも特徴です。
ポチゴーを使えば、仕事探しはもちろん、仕事に必要な連絡までアプリでおこなえます。
手軽に単発派遣をしたい方には、ランスタッドがおすすめです。
マッハバイト
マッハバイトは文字どおり、とにかく”マッハ”で仕事を始めたい方におすすめの会社です。
求人の多くが単発や短期の求人に集中しているため、特定の期間だけ働きたいという方にはピッタリでしょう。
採用が決まると、お祝い金がもらえるケースがあるため、通常より多くのお金を貰える可能性があります。
またアプリから求人を探せて、履歴書や写真もいらないので気軽にエントリーできる点も強みといえるでしょう。
ヒューマントラスト
ヒューマントラストは人材派遣会社として、様々な求人を取り揃えている会社です。
もちろん単発系や短期の求人も用意しており、オンラインからの登録でヒューマントラストには応募ができます。
また給料前払いシステムを導入しているため、振込が遅くて困るという方にも安心です。
前払いシステムは独自のカードを使えば利用できるので、面倒な手続きは必要ありません。
単発派遣として働く際の注意点
単発派遣のメリットを聞いた方の中には、すぐにでも単発派遣で働こうと考えた方もいるでしょう。
単発派遣にはメリットがある一方でいくつかの注意点があります。
まず前提として、後ほど紹介する特定の条件に該当するケースを除き、単発派遣は法律上で禁止されています。
具体的には30日以内の期間が定められた派遣は禁止です。
単発派遣で働く方の安全や安心を守ることができなかったために、法律改正がおこなわれた経緯があります。
一方で以下の条件に当てはまる方については、単発派遣はOKとされています。
- 60歳以上
- 学生
- 副業(メインの収入が500万円以上)
- 主たる生計者ではない(世帯収入が500万円以上)
- 機械設計や財務、ソフトウェア開発などの職種
単発派遣で働きたいと考えても単発派遣で働ける方、働けない方がいるので、改めて自身の状況を確認しておきましょう。
まとめ
単発派遣は様々な職場での経験が積める、良い条件で働ける機会が多いなどのメリットがあります。
一方で単発派遣として働ける方には条件があるので、検討している方は注意しましょう。